青之文学

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青い文学シリーズ

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青之文学
其他名: 青い文学シリーズ
放送星期: 周六
开始放送: 2009-10-10
结束放送: 2009-12-26
国家地区: 日本
语言: 日语

青之文学

12 章节 1 页

丧失为人的资格 第一话「镰仓殉情」

2009年10月10日
恥の多い生涯を送って来ました――。 大庭葉蔵は裕福な生まれだった。彼は、人間の生活に検討がつかない、そういう種の男だった。 貧しい人間からカンパを搾取するための、真似事の左翼運動に参加し、その日を暮らす……。昭和四年、夏。 いつものように芝居をし、金をせしめる葉蔵。だが突如反社会的な運動を検挙すべく現れた、特高の小菅に追われ、 逃亡するはめになる。逃げ込んだ先は、恒子という女のいるカフェだった。 匿われる葉蔵。一度はごまかせたものの、すぐに気づかれ、恒子に庇われ再び出奔する。道中、彼は思い出す。 作り笑顔をする自分を。妖しげに嗤う女中たちを。恒子のところに戻り、ふたりはその夜、枕をともにする。 情事の後、あなたは純粋だ、と微笑む彼女に、葉蔵は殺意を覚える。 そして、過去父を怒らせたことを反芻し、生きていることの恥ずかしさに想いを馳せた。 葉蔵と恒子。ふたりはどちらともなく呟く。「一緒に死んでくれないか」。

丧失为人的资格 第二话「妖怪」

2009年10月17日
意識を失った葉蔵は、茫洋とした感覚の中、自分の過去を想い出す。おどけてみせることで、わずかに人間につながる事ができた自分。その中でひとり、彼が道化であることを見破った男、竹一のこと――。葉蔵を「お化け」だと言う竹一。その通りだと得心し、あの頃の葉蔵は哄笑した。気がつくと、葉蔵はベッドの上に寝かされていた。恒子が死んだと聞かされ、呆とする葉蔵。親にも見捨てられ、監視付きの部屋に通されることとなる。そこで彼は「お化け」の幻を見た。またも、あの頃を思い出す葉蔵。竹一が「お化けの絵」として紹介したゴッホの自画像を見て、葉蔵は自分もお化けの絵を描こうとした。その絵は……そう、自分自身でもあった。お化けは人間の世界に生きてはいられないのか。自問し、その足は一度は縁を切ったはずの堀木の元に向かっていた。堀木に軽蔑の眼を向けられ、居た堪れなくなる葉蔵。そして、それを見ていた一人の女――。

丧失为人的资格 第三话「人世」

2009年10月24日
そこでの生活は、人間らしいもののように思えた……。志津子とその娘の茂子。葉蔵はふたりと同居していた。そんな中でも、父の「金を稼げない奴は、人間として失格」という言葉が、彼を苦しめる。そこで志津子は、葉蔵の描いた漫画を売り込みに行く。結果は頗る好評。現れた「お化け」にも耳を貸さず、穏やかな日々に、葉蔵は心持ちを豊かにする。そこに引っかかりを与えたのは、堀木の「世間」という言葉だった。漫画の持ち込み先の編集長も「世間」を口にし、鎌倉心中の件に触れてくる。葉蔵は「世間が自分をお化けにしたがっている」と酒を呷った。さらに、茂子に殺人の噂を聞かれ「本当のお父ちゃんが欲しい」という、無邪気で残酷な言葉に蒼褪める。「世間」という何かから逃げ出す葉蔵。「生まれてきてすみません」。独り言ち、雪景色の中、力なく横たわる。その時、白銀世界に、鮮やかな朱が引かれた。紅い傘を差し彼を覗き込むのは、女神か、悪魔か。

丧失为人的资格 第四话「新世界」

2009年10月31日
時が過ぎた。今、葉蔵は美子と居を構えている。彼は初めて自分以外のために生きようと思った。漫画を描くという道化を演じ、世間に受け入れられる――。そういう人生を選んだ。そこに久し振りに訪れる堀木。葉蔵は、美子のおかげで、「世間」に打ち克つことができるようになったと屈託なく話す。だが、堀木は面伏せるばかりで、少し様子がおかしい。堀木は葉蔵の父の訃報を伝えに来ていたのだ。それを聞き、狂ったように大笑する葉蔵。美子を求める彼を、だが見えざる手が引き離そうとする……。さらに堀木の言葉に目を見張る葉蔵。堀木は軍隊に行くという。全て失った葉蔵は、自分が人として何かが欠けている――すなわち「人間失格」であることに至る。ついに薬品を飲み、自殺を図った、そんな彼を人は言う。「私たちの知っている葉ちゃんは、とても素直で、よく気がきいて、あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも、……神様みたいないい子でした」。

盛开的樱花林下 后篇

2009年11月14日
都に移り住んで半年。繁丸はいまだ暮らしに慣れなかった。『知らない』ことへの不安は、どれだけ力があっても満たされることはない。 そしてまた、彰子も退屈していた。ある日、戯れに殺した人間の首を彰子に与えると、彼女はそれで遊び始めた。そのうち、毎夜繁丸が人を切り、彰子はその首で遊ぶというのが日課になっていく。繰り返される不毛な殺戮。 繁丸は思う。空が落ちてくる。この繰り返しは女を殺せば止まるのか? しかし女を殺すと俺が死ぬ。俺は何を考えているのだ! 惑いの闇に囚われる繁丸。果てに、繁丸は決意する。山に帰る、と。強い意志を持ち提言する繁丸。彰子は抵抗するも、決意が固いと知り、彼と共に行く道を選んだ。初めて出会った時と同じように、おんぶで山に戻るふたり。彼らを迎えたのは、あの満開の桜だった。 そこで、繁丸はふと、この花びらはどこから落ちてきたのだろう?と思う。そして彼は気がついた。女が鬼であることを。

心 前篇

2009年11月21日
お嬢さんは桔梗の花のような人でした——。 下宿に住まわせてもらっている学生…彼はその家のお嬢さんに「先生」と呼ばれていた。 ある日、彼は道を求め続ける男、Kを下宿に連れていく。 最初は無愛想だったKだが、少しずつ馴染んでいく。それはだが、彼とお嬢さんとの間に、強い紐帯が生まれるということでもあった。先生は激昂する。「覚悟もない奴に!」。 だが、Kは笑って呟くのだ。「俺には何もない、あるのは覚悟だけだ」。

心 后篇

2009年11月21日
お嬢さんはひまわりの花のような人だった——。 先生に誘われるまま、Kは下宿に住まわせてもらうことになる。 最初は道に励もうと家人も気にしないKだったが、お嬢さんの行動に、少しずつ心惹かれていく。そして、ある時、Kはお嬢さんと手をつないでいるところを先生に見られてしまう。 悩むKはついに先生に相談を持ちかけるも、突き放される。 そこで彼は笑って呟いた。「覚悟…覚悟なら、無いことも無い」。

跑吧美勒斯 前篇

2009年11月28日
待つ方がつらいのか……それとも、待たされる方がつらいのか……。 作家、高田は気乗りのしない仕事に辟易していた。タイトルは「走れメロス」。作中、王であるディニオスは言う。 「人の心はあてにならない……信じては、ならぬ……」。だが、メロスは友のため、誓い、約束をする。その下りに差し掛かり、高田は想い出す。あの時の汽車を。投げられた懐中時計を。 そう、彼にもかつては故郷に大切な友がいた。たったひとりだけ…。

跑吧美勒斯 后篇

2009年12月05日
メロスは言った。「セリネンティウスよ…私は走ったのだ…君を欺くつもりは微塵もなかった…信じてくれ」。 だが……嘘だ! そう叫んだのはセリネンティウス、いや、高田だった。一緒に東京に行こうと約束したあの日。城島は来なかった。 嘘を書き続けることはできない。筆を折りそうになる彼のもとに、城島の幻が現れる。「最後まで書き続けろ、俺は、待っているから…」 そんな中、突然の一報が届く。それは城島の妻からだった。

蜘蛛之丝

2009年12月26日
世に聞こえた盗賊・陀多。その傍若無人ぶりは比類なく、権力の中心にいる国王のパレードをも手玉に取るほどだった。 一匹の蜘蛛に慈悲を与えたその帰り、彼はついに国王軍に捕まってしまう。 刑に処され、行き着いた先……そこは彼がかつて殺した亡者どものいる世界、すなわち地獄だった。殺した者に殺され、殺された自分は殺した自分でもあり……連関していく苦しみが、陀多を襲う。 そこに降りてきた一本の糸。それこそ、彼を救う救いの手綱だった。

地狱变

2009年12月26日
国王にもその実力を認められる稀代の絵師、良秀。彼はある時、王の民を人とも思わぬ専横ぶりに愕然とする。 衝撃の覚めやらぬまま、彼は王から栄華を誇るこの国の絵を描くように仰せつかる。この国……貧しい人間を蹂躙し、貴族だけが栄える、そんな国を、良秀は狂気に取り付かれたが如く描き続ける。 そこに描かれていたのはまぎれもない、地獄だった。さらに良秀は国王に直訴する。 その願いは国王を激しく揺さぶるものだった。。